ザ・下克上☆本能寺の変
- 京都府京都市 1582年
- 柴田勝秀、丹羽長秀といった織田軍の勇猛な武将たちが他の敵方と合戦中、明智光秀は奇襲を仕掛けて織田信長を討った。そのまま、天下取りに向けて突き進む光秀。この伝令を「備中高松城の戦い( ※水攻め!備中高松城の戦い )」の最中、いち早く聞きつけた羽柴秀吉が毛利軍との講和を結び「中国大返し」を敢行。明智光秀の知略は夢と消え、秀吉が一躍、信長の後継者として名乗りをあげた。
- マップのみどころ 織田信長(赤)VS 明智光秀(黄)
- 戦国の世の大革命に、平凡な着彩など似合わない。燃え盛る本能寺を中心に宇宙の爆発をイメージした絵を大胆にあしらった。左下からキラキラと上がってくる軌跡は、光秀の奇襲跡である。伝令を聞きつけた周囲の戦国武将たちは、何億光年も離れた宇宙の謎でも見たような日々を過ごしたことだろう。
- 裏ドラマ
- 今にも天下の隆盛を極めようとしていた織田信長。1582年5月29日には、公家衆や見舞いの勅使が本能寺に派遣され、自身の意向を伝えていたと推測される。公家衆らが去った後、嫡男・信忠や京都所司代、馬廻が集まり、一息の安寧な時を過ごした。翌朝、明智光秀の奇襲にあい、その生涯を終えるとも知らず…。熟睡していた信長、光秀の奇襲により目を覚ます。「これは謀反か、いかなる者の企てぞ」。光秀の謀反を知った信長は、防ぎようのない現実に覚悟を決め、寺に火を放つのであった。